DELL Precision 370にて、不調修理の案件です。
ご依頼内容:システム内PCの画面が表示しない。
対応内容:
(1)お客様と現場の休機日に再現試験を実施。
(2)部品交換による切り分け試験を実施。
(3)PC清掃・単体動作試験を実施。
(4)運用試験を実施。
結果:
(1)画面表示が出ないことを確認。電源は入っている。
(2)各種部品を取り出し、部品ごとの評価を行った。ビデオ基板の経年劣化と判明。部品交換で良化。
(3)PCを現場より取り出したので、清掃を行った。清掃後、PCの検査・評価を行い問題がないことを確認した。
(4)PCを現場システムへ戻し、お客様立ち合いで試験を行い、問題ないことを確認した。
PCの不調時には、お客様からのお電話やメールでの問い合わせを元に社内で事前に不調原因を想定しますが、思い込みの想定になることもしばしばあります。
現場での情報収集はこの「思い込みの想定」の是非を検証するのに重要です。可能であればお客様立ち合いの元、再現試験を行いお客様の問い合わせ内容と実際の動作を対比して改めてヒアリングし故障箇所の絞り込みを行います。外から見える現象と故障箇所を紐付ける調査には時間がかかることもあり、この時間を短縮するには、お客様とのコミュニケーションが効率的な方法の一つです。
対象のDELL Precision 370です。産業用システムのコンソールとしてまだまだ活躍している現場は多いです。
内部です。RAIDモデルでした。
今回の不調原因は、当該ビデオカードでした。予備部品に交換して良化です。
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