コンピュータ(PC)からのビデオ出力の変換と分配に関する案件です。
ご依頼内容:すでに検査室Aから検査室Bへの操作と画面の分配をしているが、加えて、検査室Aのコンピュータの画面表示を、直背距離でおおよそ200メートル離れた参照室Cへ分配したい。
対応内容:
(1)事前調査・機器選定
(2)シミュレーションテスト
(3)設置と本テスト
結果:
(1)お客様先の既設の機器構成を調査させて頂き、既設機器及び既設システム構成に影響が無いと想定される表示分配機器の選定及び接続設計を行い、お客様にご提案しました。
(2)弊社内でお客様先検査システムPCをシミュレートした疑似環境を構成して、(1)の設計検証を行いました。
(3)現地にて既設環境に、新たな分配構成を適用し、操作性や画面分配の新・旧システム構成に問題が無いことを確認。納品致しました。
既設でキーボード、マウス、モニタを延長している構成に、新たにモニタの分配と延長を追加する案件です。
このようなケースでは、増設するモニタやビデオ信号分配器やビデオ信号変換器などが、既設のモニタへの映像信号へ影響し、デグレードを起こすことがあります。例えば、新しい構成を追加したことで、元の映像分配ができなくなる、解像度が変わってしまう等の問題が起きることがあります。とりわけ、当該案件では、他社様によるインテグレーション(既設のキーボード、マウス、モニタ延長)の後に、弊社が追加で業務をお受けすることになりましたので、既設のシステム構成の設計思想について情報が少ない点が懸念でした。この点についてお客様にご説明し、ご理解を頂きまして、まず、既設のシステム構成の調査とお客様へのリアリングから着手致しました。
他社様の構成したシステムへの「追加案件」をお受けする際に、弊社では「お客様の今の業務フローを阻害しない」ことを目的にしたシステム調査や設計検証を十分に行う方針でご提案させて頂いております。この方針は、ともすれば、事前にお客様のお時間を「少し多めに」頂くことに繋がりますが、「やり直しや後戻り」が発生することや「知らなかった」とお詫びすることを抑えられると考えております。
前(工程)に比し、後(あと)工程での手戻りは、大きな時間のロスに繋がります。お客様のお時間を極力浪費せぬよう「事前確認&事前打ち合わせ」に重きを置く方針は、弊社が業務推進時に大切にしていることの一つです。
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